メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)によって、最終的には死亡する可能性があります。内臓肥満が最大の要因となります。
生活習慣病(高血圧・高脂血症・糖尿病など)循環器科・内科一般

院長:堺 浩之

tel:044-711-0081  住所:神奈川県川崎市中原区今井南町462-2

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前ページ:生活習慣病に影響
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 厚生労働省より、メタボリックシンドロームの成人の有病者は男性の23.0%、女性の8.9%を占め、中高年になるほど増加し、40〜74歳の男性では2人に1人(全体の25%)、女性で5人に1人(全体の19%)が有病者か予備軍であったと報告されました。同年代の該当者は男女約940万人、予備軍と合計で約1960万人に達すると推定、かなりの患者数であることがわかります。

 12年度末までにメタボリック症候群(内臓脂肪型肥満)とその予備軍の人10%減らす目標値が設定されました。

しかし本当にこれだけの数の人が病気・予備軍なのでしょうか?個人的には上記の数を信用しているわけではありません。肥満傾向にある場合に様々な病気を発症する確率が増加するので、生活習慣(肥満)の是正を行うことが重要であり、病気を発症しても重症化させないことが重要だと思います。

以下に記載するように生活習慣を基盤とした病気の患者数が増加し、心臓や脳の病気で亡くなることを予防するためにも、適切な治療を受ける必要があります。

メタボリックシンドロームと死亡

日本の死因は、第1位は癌(全てを合わせて)、第2位は心臓病、第3位の脳血管障害(脳卒中)と続きます。(詳しくは生活習慣病を参照)

1位は早期発見と早期治療以外あまり有力な方法はありません。

しかし、2・3位は動脈硬化が原因であり、遺伝・体質はありますが、大部分は生活習慣によるものです。

初めに死因の話をしているのでわかるかもしれませんが、「毎日の生活習慣が積み重なり、最終的に死に至ることがある」ということです。

メタボリックシンドローム
この動脈硬化の危険因子である肥満・高血圧・糖尿病・高脂血症・・・・が重複して増悪することがあります。この個々の危険因子が重複すると、1+1>2となってしまいます。

具体的には、危険因子を複数持つことで最大で30倍以上の確率で心臓病となることがわかっています。つまり1つずつは軽くても重なることで動脈硬化が進行すると言うことです。

メタボリックシンドローム。肥満・高血圧・糖尿病・高脂血症。

日本は長寿国と言われていますが、伝統的なバランスのとれた食事から欧米化しているため、今後この生活習慣病が増加(動脈硬化が進行)するものと考えられています。

(欧米化とは、高脂肪・高カロリーのファーストフードに代表される食事です)

キーワードは「メタボリックシンドローム」です。

(日本語で表現すると「代謝症候群」となります)

メタボリックシンドロームとは、高血圧・肥満・糖代謝異常(糖尿病)・脂質代謝異常(高脂血症・高コレステロール血症)などが、重なった状態となると動脈硬化性疾患の発症頻度が増加することが以前より知られていました。国内外でシンドロームX死の四重奏マルチプルリスクファクター症候群インスリン抵抗性シンドローム(症候群)などと言われてきました。近年「メタボリックシンドローム」と言われるようになり、日本でも2005年4月に定義と診断基準が策定されました。(メタボリックシンドロームの定義はこちら

メタボリックシンドローム診断基準
メタボリックシンドロームの診断基準
  1. ウエスト周径:男性>85cm、女性>90cm
  2. 血圧:>130/85mmHg(どちらか1つでも)
  3. 中性脂肪(TG)値:>150mg/dl
  4. 空腹時血糖値:>110mg/dl
  5. HDLコレステロール値:<40mg/dl

以上のなかで3つ以上当てはまれば、あなたは「メタボリックシンドローム」といえます。

※現在ウエスト周径の基準は学会で検討中です

診断基準より、内臓脂肪の蓄積が重要な点となります。「CTスキャンで内臓脂肪量測定を行うことが望ましいが、ウエスト径では軽呼気時、臍レベルで測定する。脂肪蓄積が著明で臍が下方に偏位している場合は肋骨下縁と前上腸骨棘の中点の高さで測定する。」との記載があります。

糖負荷試験が薦められるが診断には必須ではありません。

高中性脂肪血症・低HDLコレステロール血症、高血圧、糖尿病に対する薬物治療を受けている場合は、各々の項目に含まれます。

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死の四重奏」

肥満・高脂血症・糖尿病・高血圧の4つをさします。これらの生活習慣病が四つ重なると、動脈硬化が進み、最終的に心筋梗塞・脳梗塞・狭心症のリスクが高くなり、デッドリーカルテットとも言われていました。

メタボリックシンドローム診断基準
メタボリックシンドロームの診断基準の見直しが始まりました。

現行の診断基準で、国内外から「科学的根拠が不明確」と批判が集まっていたウエスト周囲径だけでなく、診断基準の各項目についても必要に応じて見直すこととなりそうです。

果たして今後の診断基準はどの様になるのでしょうか?少なくともBMIを基準にして判断する必要があると思われます。

食品100g当たり(飲料の場合には100ml当たり)、次の基準値未満の場合には、0(ゼロ)と表示することができます。

 熱量(エネルギー):5kcal
 糖質:0.5g
 脂質:0.5g
 コレステロール:5mg

つまり、飲料水で100mlあたり 3kcal なら上記の基準以下のため、「0kcal」と表示できます。

このため、500mlの飲料水の場合、15kcal含まれていても、表示は「0kcal」となります。

本当に入っていないと信じている方も多いかと思いますが、表示のマジックです。