インフルエンザとは。インフルエンザの流行とウイルスの変化について
生活習慣病(高血圧・高脂血症・糖尿病など)循環器科・内科一般

院長:堺 浩之

tel:044-711-0081  住所:神奈川県川崎市中原区今井南町462-2

Mail: info@sakai-iin.com(上記内容以外でも可能な範囲で返答します)

サイトマップ

川崎市中原区内科循環器科さかい医院ホーム >> インフルエンザ
生活習慣病・メタボリックシンドローム

 ・生活習慣病

 ・メタボリックシンドローム

 高血圧

 ・高脂血症

 ・糖尿病

 ・心臓病

 基本健康診査

 ・医療相談室 メール

 ・インフルエンザ

 ・リンク

 サイトマップ

さかい医院について

 ・所在地

 ・医院の紹介

 ・診療時間と内容

 電子カルテ

 更新履歴


当院のバナー

リンクは
http://sakai-iin.com
でお願いします

前ページ:さかい医院ホーム
次ページ:インフルエンザとカゼ
インフルエンザの流行
インフルエンザで病院を受診するのは3〜4歳の小児が有意に最初に来院するそうです。、2歳以下の小児の来院はそれから1〜2週間後、その頃より年長児(5歳)、最後に数週間して成人が来院するそうです。

この研究は2000年1月から2004年9月の間にボストン地区の病院に訪れたインフルエンザ様症状の患者さんを分析し、2005年に発表された報告です。

ボストン小児病院のマンドル博士は、「小児のくしゃみが高齢者死亡の前触れとなる事を示しており、将来鳥インフルエンザの拡大を防ぐためにも、この優先順位を考え直すべきだ」と言っています。

インフルエンザとは

そもそもインフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症です。患者さんの くしゃみ・咳などによって微粒子(飛沫)を介して、約1mの間ならば直接周囲の人の呼吸器に進入し、流行が拡大すると考えられています。インフルエンザウイルスは鼻腔〜上気道粘膜の細胞内に進入して増殖します。
典型的には、感染してから1〜3日間の潜伏期間を経た後に症状が出ます。合併症がない場合には1週間程度で軽快します。

この増殖は短時間で急激であり、さらに粘膜が破壊されるため、細菌感染を起こしやすいと考えられています。この場合にはインフルエンザ菌、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、肺炎桿菌などが検出されます。

多くのシーズンにおいて年間1000万人以上の発病者があります。

典型的には突然の発熱、咽頭痛、咳嗽などで始まりますが、通常の感冒(かぜ)に比べて全身症状が強いことが特徴です。インフルエンザウイルスが直接肺炎を起こしたり、細菌の二次感染による肺炎を起こしたりする重症な例もあります。参考までに肺炎の合併は多く、全体で1〜5%、65歳以上の高齢者では約20〜25%にも及ぶともいわれています。

「インフルエンザ」と「かぜ」の違いはこちらをご覧下さい

インフルエンザウイルス肺炎に関してはこちらをご覧下さい

インフルエンザの流行
インフルエンザが流行することで学童の欠席、会社員の欠勤などに始まり、呼吸循環器系の疾患や代謝性疾患を有する患者が重症化したり、老人が死亡したりする場合があり、大きな社会問題となっています。

ところで症状がでてから 3〜7日間はウイルスを排出すると言われています。健康な人では、インフルエンザは2〜3日で熱が下がりますが、熱が下がっても数日は他人へうつす可能性があります。

しかし最近では内服薬が出ており、以前と比較すると問題は大きくないのかもしれませんが、こんどは薬が効かないインフルエンザが流行しており、これが問題となっています。

インフルエンザ患者数
流行の規模によっても異なりますが、シーズンごとに数百万人〜1千数百万人がインフルエンザとして医療機関を受診しており、多い年では国民の1割前後がインフルエンザにかかると考えられています。

インフルエンザの流行時期
基本的には毎年初冬から春先に流行しますが、時に春期・夏期にも感染する場合があります。実際本年も夏に患者が発生したことが報じられています。

重症なインフルエンザ
一部ではインフルエンザの感染時に抗菌薬を投与し、肺炎を予防することが有効であると報告している人もいます。発症から数日無治療の場合に白血球増多+CRP陽性など炎症反応を認める症例があると報告しています。

つまり実際の診療で全ての症例にインフルエンザの診断とともに白血球増多やCRP陽性、胸部レントゲン写真など十分な検査を行うことは難しいと思われます。

医師が重症化していると考える点は、高熱が持続している場合、ぐったりしすぎている、ボーとしている、水分を摂らず、発汗や尿量が少なくなっているなど、通常のインフルエンザと異なる状態と判断します。

インフルエンザウイルスの抗原変異
インフルエンザウイルスにはA・B・C型の3つに分けられ、A・B型が流行し、A型はウイルスの表面にある赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という、2つの糖蛋白の抗原性の違いにより亜型に分類されます。Hが15種類、Nが9種類に分けられています。A/ソ連型、A/香港型という表現をしますが、この亜型のことです。A型は症状が強いことが多く、B型は胃腸症状を伴うことが多いです。この中で主にA型ではH1N1のAソ連型、H3N2のA香港型が流行しています。前者が20年、後者が30年連続して流行しています。その他に報道では新型インフルエンザのH5N1(1997年)、H7N7(2003年)での死亡例、古くは1957年のH2N2 などが人に感染して報告されています。

確かに新しい型が流行する可能性がありますが、過剰に新型インフルエンザを心配するよりも、通常流行するH1N1、H3N2の感染を予防する方が重要だと思います。

インフルエンザウイルスは抗原変異を起こしやすい性質があります。抗原変異とは簡単に言うと少しずつ形が変わることで攻撃を受けにくくなり、ウイルスが生き延びてゆくことができます。この変化が大きいときと小さいときがありますが、ほんのわずかに変化しただけでも体内の反応から見ると別の物となり、ウイルスに感染し症状が出ます。つまり人間の免疫能力が完全に対応できないため、同じ型でもわずかな違いでかかることとなります。

高病原性鳥インフルエンザとは?
鳥類のインフルエンザを「鳥インフルエンザ」と呼びます。A型のインフルエンザですが、人に感染するインフルエンザとは別のものです。上記の分類でH型N型と記載しましたが、H5・H7・H9型が知られています。このうち、H5・H7型の一部は感染力が強く、「高病原性鳥インフルエンザ」と呼ばれています。これは全身症状が強く、鳥が死亡する可能性があるものです。参考までに「低抗原性」は、毛並みが乱れたり、産卵数が減少するなどの軽い症状のものを言います。

現在、H5N1型の鳥インフルエンザの流行が各地で起こっています。

人への感染に関しては、インフルエンザの鳥と至近距離で長時間接した場合、病気の鳥の内臓や排泄物に接触した場合に感染すると考えられています。ただし、実際の感染しても症状が出ない場合もあります。

人から人へは変異によって起こる可能性があるので、注意は必要ですが、現時点では鳥インフルエンザが集団発生している場所を避けること、病気の鳥との不要な接触を避けることが重要です。抗インフルエンザ薬が効果があるといわれていますが、使用した経験がほとんどないため、よくわかっていません。

H5N1型鳥インフルエンザが指定感染症となりました。