不整脈とは。簡単な解説と検査方法について解説
不整脈は心臓に流れる電気信号が乱れているものをいいます
生活習慣病(高血圧・高脂血症・糖尿病など)循環器科・内科一般

院長:堺 浩之

tel:044-711-0081  住所:神奈川県川崎市中原区今井南町462-2

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不整脈と心電図検査
 心臓は規則的に動いていますが、筋肉で出来ている心臓が動くためには、わずかな電気が規則的に流れています。この電気信号をもとに筋肉が縮むことで中の血液を全身へ送り出しています。このわずかな電気を体の外から観察することが出来るのが「心電図」です。

 電気を連続して紙に記録することで波形として記録してリズムを見ることが出来ます。手足や胸に着けた電極で電気を様々な方向から見ることが出来るため、立体的に考えることも可能です。また病気によって波形が変化し、心電図の形が異常となることがあります。

不整脈とは?
 心臓に流れている電気が乱れて不規則となったものが不整脈です。1回だけ乱れたものから1日中乱れているもの、正常な人でも起こるものから死亡する可能性があるもの、あまり変わらず変化のないものから急激に悪くなるもの、全く感じないものから不整脈を感じたり・失神してしまうものなど様々な不整脈があります。

 また心筋梗塞、狭心症の発作時でも心電図の波形が変わるため、その形によって判断をします。一般的にはこの形も不整脈といわれています。

不整脈で行う検査
 心電図が一番重要で検査です。

 しかし、検査時間はわずかであり、一部しか見ることが出来ないため、病気を正確に判断することは困難です。

ホルター心電図検査
 運動中や食事中、夜間や早朝、発作が短時間、1日の中で変化する場合などいろいろな状態での心電図を院内の短時間の検査ですべて発見することは不可能です。この様な様々な状態で不整脈を発見するために「ホルター心電図」があります。

 胸に電極をつけて、心電図を記録するための小型の機械もつけます。同時につけている日の行動を記入していただくことで、不整脈が出ているときの症状や行動でも判断することが可能です。

 ホルター心電図で注意することとしては、様々な状態で心電図を記録することが可能であるため、日常と同様の生活をしていただく必要があります。場合によってはむしろ日常より激しい生活をしていただく場合もあります。一定の条件で不整脈が起こる場合には出来る限り再現するようにしてください。つまり検査をしてる間は安静にするのではなく、動くことが重要となります。

 その他に、電極の部分がかぶれたり、つける日とはずす日の2日間連続して来院する必要があること、機械をつけているため入浴が不可能なことなどいくつか問題はあります。

 一方で、家庭にて不整脈の診断が可能な機械として、携帯型心電計があります。購入していただく必要はありますが、いつ起こるかわからない不整脈を自宅にいながら発見することが可能です。つまり胸に異常を感じた時の心電図を記録し、後日医師の診断を受けることができます。循環器の医師であれば、診断を行い適切な精密検査や治療を行うことが可能です。

携帯型心電計はこちらへ

運動負荷心電図
 狭心症では発作時だけ心電図の波形が変化します。発作ではないときには正常な人と区別はつきません。狭心症の中でも運動すると発作を起こす場合には、運動前後で心電図を記録し、比較することで判断をすることが可能です。

この運動負荷には、マスター法、トレッドミル、エルゴメーターなどいくつかあります。一番簡単で当院でも可能なものはマスター法です。これは2段の階段を決められた時間、決められた速度で上がったり、下りたりして心臓に負担をかける方法です。簡単ですが、運動の負荷量が不十分であったり、運動中の心電図を記録することが出来なかったりするなどの欠点があります。このため重症な狭心症や心筋梗塞が考えられる場合には行いません。

決められた運動量や運動中の心電図記録などを行うためには、ベルトの上を歩くトレッドミルテストや、固定してある自転車をこぐ自転車エルゴメーターなどがあります。こちらは心臓にかかる負担も大きくなり、狭心症の診断能力も高くなりますが、専用の機械が必要となります。

心臓超音波(心エコー)検査
 簡単に心臓の状態を判断できる検査です。不整脈を起こす原因が心臓そのものにある場合があり、不整脈の診断には必要な検査となります。

 心臓超音波検査・心エコーに関してはこちらを参照してください。

不整脈の検査
 不整脈が起こる原因として、採血で判断できるものもあります。貧血、カリウム・カルシウムなどの電解質異常、、腎機能障害、甲状腺機能障害、副腎腫瘍など様々な原因で不整脈が生じることがあります。このため不整脈の診断のために採血を行う場合もあります。

 狭心症・心筋梗塞で高脂血症も問題となるため、合わせて採血を行う必要があります。

その他カテーテルを用いた電気生理学的検査がありますが、他のページを参考にしてください。また核医学検査もありますが、専門のページを参考にしてください。