狭心症・心筋梗塞など胸が痛くなる場合(胸痛)、虚血性心疾患。
胸が痛くなった場合には、狭心症・心筋梗塞・その他の病気が考えられます。
生活習慣病(高血圧・高脂血症・糖尿病など)循環器科・内科一般

院長:堺 浩之

tel:044-711-0081  住所:神奈川県川崎市中原区今井南町462-2

Mail: info@sakai-iin.com(上記内容以外でも可能な範囲で返答します)

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狭心症の痛みの時間
 胸の痛み(胸痛)(発作)は突然始まり、発作と発作の間では全く症状が無くなります。つまり数時間かけて徐々に増強する場合は、他の病気を考えます。

狭心症の痛みはどんな痛み?
 胸の痛みを表現すると、前胸部が締め付けられる・押しつぶされる・緊満感・圧迫感・搾られるなどが代表的なものです。一般的にはキリキリ・チクチク・ズキズキなどは他の病気を考えます。

 左肩〜腕、背部、頚部、のどなどに痛みが広がることもあり、これは放散痛と呼びます。

 また痛みを感じる範囲は手のひら・拳で、”この辺”と前胸部をさすことが多いです。指で1箇所をさすような限局した痛みは他の病気を考えます。

狭心症の痛みはどんな時に起こるか
 狭心症の症状としては、階段や坂道を上がったとき、急いで歩いたり・走ったりしたとき、重い荷物を持って歩いたとき、排尿・排便時、興奮したとき、食事中〜後など何か誘因となるものがあることが多いです。

 夜寝ているとき、起床・覚醒時、寒冷刺激などでも起こる場合があります。

 心筋梗塞の場合には、上記の症状が改善せず続きます。

狭心症では数分程度の発作です
 狭心症では、数分〜長くて15分程度と持続時間は短いです。大部分は1〜5分程度です。1時間以上続く場合には狭心症は考えにくいですが、心筋梗塞を起こしている可能性が高いため、状態によっては救急車で病院を受診していただく必要が出てきます。反対に一瞬で改善するもの、発作の始まりと終わりがはっきりしないものは狭心症とは考えにくいです。

狭心症以外に、他にも重大な病気が・・・
 肺梗塞・急性心筋梗塞・急性大動脈解離は命の危険があるものであり重要な病気です。

その他心膜炎・胸膜炎、不整脈、肺炎、心筋炎・心筋症、心臓弁膜症、消化器疾患(食道・胃・胆道)、神経・骨格(変形性脊椎症、骨折、外傷)、換気症候群、自然気胸、帯状疱疹なども胸痛が起こる病気です。

狭心症と心筋梗塞の胸痛の違いについて
 狭心症心筋梗塞の違いをよく聞かれます。簡単な考え方を記載しましたので、参考にしてください。

 狭心症は一時的に胸部を中心として痛みが出現しますが、安静や薬物などで痛みが消失します。これは一時的に心臓の血管(冠動脈)から心臓の筋肉(心筋)へ血液が少なくなったり途絶えたりするため、痛みとして表現されます。

 一方、心筋梗塞は冠動脈が完全に閉塞し、心筋への血液が完全に途絶えたため、胸痛が出現します。閉塞しているため血液が改善されるまで症状が持続します。一般的には30分以上持続するものですが、血流が改善しても、心筋が壊死を起こしているため痛みが残ります。

 以上からわかるように、心筋への血液が途絶えるために起こる病気のため、虚血性心疾患と呼ばれます。